
烏龍茶を飲むと痩せるという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。本当に烏龍茶はダイエットにぴったりなのでしょうか?烏龍茶が痩せるといわれる理由や、ダイエットに活かしたいときの飲み方を紹介します。
烏龍茶とは?
一口に烏龍茶といっても、その種類はさまざまです。お茶の色を見ても、緑色のものから茶色のものまであり、まるで違う種類のお茶のようにも見えます。烏龍茶はどのような分類のお茶なのでしょうか?
さまざまな味や香りが楽しめる烏龍茶
茶葉を「酵素発酵させる度合いが10~80%」のお茶を烏龍茶といいます。非常に幅広いため、お茶の味・香り・色にバリエーションが生まれるのです。緑に近く爽やかな印象の烏龍茶や、茶色に近く紅茶のような味わいの烏龍茶などがあるのは、そのためです。
また、中には、ウンカという虫にかまれた茶葉で作ることにより甘くフルーツのような香りになる東方美人や、しっかりとした発酵と炭火焙煎による熟成によってライチのような香りになる鳳凰単叢といった烏龍茶もあります。
同じ種類のお茶でありながら、全く違った味わいや香りを楽しめるというのが、烏龍茶の魅力でしょう。
「烏龍茶で痩せる」といわれる理由
烏龍茶は痩せる・ダイエットに役立つ、といった話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?では、なぜ烏龍茶はダイエットによいといわれるか知っていますか?痩せるという話につながる理由を紹介します。
烏龍茶重合ポリフェノールが脂肪の吸収を抑える
他のお茶に含まれておらず、烏龍茶に含まれている成分に「烏龍茶重合ポリフェノール」があります。烏龍茶重合ポリフェノールは、体内で脂肪の吸収を抑えるといわれている成分です。
食事で摂取した脂肪は、膵臓から分泌されるリパーゼという酵素によって分解され、吸収できる形に変化します。このとき、烏龍茶重合ポリフェノールがリパーゼの働きを邪魔することが分かっているのです。
つまり、烏龍茶を飲むと、脂肪が分解されにくくなり、吸収を抑えられると考えられます。
カフェインで交感神経が刺激される
烏龍茶に含まれるカフェインは「交感神経にアプローチする」成分であることが分かっています。
交感神経というのは、体を活発に働かせようとする自律神経です。血管を収縮させて血圧を上昇させ、アドレナリンの分泌も促進されます。