私はジャスミン茶や白茶の仕入のために福建省の福州、福鼎周辺地域を毎年訪れております。私にとって、茶産地を訪れる際の楽しみの1つは地元の料理をいただく事です。
福州の料理
福州の場合、食事は4つに大別されます。全体に福州の郷土料理というものは少なく、
- 海鮮料理
- チェーン店
- 地元料理
- 四川系などその他諸々

福州では一般的な巨大海鮮料理屋

中国どこへ行っても一般的な四川風火鍋
安く・豊富な種類・新鮮な魚貝類
福州は海に面していることから、海鮮料理が盛んです。私がお付き合いのある生産者を訪問すると、非常に立派な海鮮料理レストランで御馳になる機会があります。
福州の魚貝類は鮮度が良く、マレーシアをはじめとする東南アジアと比べても非常に安く、また、レストランには多種多様な魚貝類があります。基本、他の東南アジアの国と同じく、素材の重さで料理の値段が決まります。料理法はと言うと、非常にシンプルで、茹でただけ、揚げて塩胡椒、刺身、しゃぶしゃぶ等、全体的にあまり手が込んでないように感じられます。

ナマコも!

ナマコを頼んだからウエディングケーキのような豪華さ!

ムツゴロウ!

海鮮料理屋にはワニガメ?も!スッポンとはやや異なるように見えます。

上下2つの写真は福建省の海鮮料理屋には必ずある、謎の生物その①その②です。日本だと釣りエサになると思います?
チェーン店の大量進出
福州は非常に都市化しているため、チェーン店が非常に多く、夜の遅くまで営業している店も多く見られます。
概して、グルタミン酸ナトリウムを豊富に使用した店が多く、私が過去に食べた中で美味しいと思えるような店はありませんでした。
郷土料理としては麺類が有名
福州において地元料理と出会うことは非常に希です。ただ、福州では鴨線麺、ピーナツをソースを使った炒麺などが郷土料理にあり、近年では経済状態が悪化しているためか、夜中になると、街中の通り沿いに麺の屋台が現れるようになりました。(数年前までは全く見かけませんでした。)味はピンキリです。骨をしっかりと煮込んでスープをを取っているところなどは、コクがあり美味しいです。