無名異焼、信楽土の急須を発売
オリジナルの土を使った手作り急須を何種類か発売しました。 http://www.hojotea.com/categ/teaware.htm 佐渡の秋津無名異 酸化焼成 / 渡辺陶三 コク(余韻)を高めるのはもちろんですが、ボディ(ふくよかさ)を最大限に高めます。 口に含んだときの香りと味の広がりが増し、お茶がとても豊に感じられます。...
View Article意外に迷う2煎目の蒸らし時間
メールマガジン第68号 : 2015年012月03日発行 お茶をいれる際、割と曖昧になりがちなのが2煎目です。私が観察する限り、多くの人が2煎目は1煎目よりも長くお茶を蒸らします。理由は2煎目だからよりしっかりといれないと、味が出にくいという理由からだと思います。 2煎目は出来る限り短時間で...
View Article絞り出しは中国茶をいれるのに便利でお薦め
「絞り出し」と言うお茶の道具をご存じでしょうか?この道具は主に玉露や煎茶をいれる道具として紹介されがちですが、特徴を理解すると、蓋碗の代わりの道具として、烏龍茶やプーアル茶のような中国茶にとても向いていることに気がつきます。 絞り出しは玉露や煎茶に向いているわけではない...
View Article意外に知らない紅茶が渋い理由
紅茶は渋いと言う印象を多くの人が持っておりますが、紅茶=渋いというのは必ずしも正しくありません。 夏前後に収穫されたお茶は渋い 山菜でもそうですが、滑らかな味わいで美味しいのは早春のみです。夏の山菜はアクが強く、美味しくありません。このアクに相当するのが、お茶における渋味です。お茶の場合、春の1〜2番茶には渋味は殆ど有りませんが、夏に向かうにしたがって渋味を呈するようになります。...
View Article知らないと大変!お茶の正しい保存方法
メールマガジン第69号 : 2015年012月25日発行 お茶は冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で保管すると良いと信じている人は意外に多いと思います。実際、お茶はどのように保管するのが良いか、私の経験をまとめてみました。 一度開封したお茶の冷蔵庫保存は要注意! 冷蔵庫の温度は通常4℃前後に保たれております。また、冷蔵庫内は空気が乾燥しているため、お茶の保存をする上でベストと思われがちです。...
View Article高山銀毫古樹生茶 2014を発売
1芯1葉の茶葉から作られたお茶 高山銀毫 古樹生茶 2014年の特徴は、1芯1葉の自然栽培の茶葉のみから作られている点です。プーアル茶の摘み方の基準は、一般的には1芯2〜3葉、つまり、1つの芽と数枚の茶葉になった段階で摘まれます。...
View Article消えつつある高級ジャスミン茶
ここ数年、高級ジャスミン茶が茶店から消えようとしております。なぜそうなっているのか、市場のカラクリを説明したいと思います。 ジャスミン茶の品質を左右するのは緑茶の品質...
View Article急須は複数のお茶に使いまわしても良い?
メールマガジン第69号 : 2016年01月16日発行 1つの急須を複数のお茶に使いまわすのは良くないと聞いたことがありませんか? 実際はどうなのか改めて説明したいと思います。 基本的に1つの急須を複数のお茶に対して使用は可能...
View Articleプーアル茶についてみんなが知りたいこと
プーアル茶とはどのようなお茶なのでしょう? どのような種類があり、何を持って良い品質とするでしょう? また、どのような飲み方が最適なのでしょうか? 私は雲南省を毎年訪れ高山の少数民族の村に約1ヶ月滞在してお茶の仕入れを行っております。以下、現地で学んで見識を紹介しつつ、プーアル茶に関する疑問に答えていきたいと思います。...
View Article佐渡の渡辺陶三氏作の秋津無名異の茶器各種入荷
佐渡島の渡辺陶三氏作の秋津無名異の土の茶器が入荷しました。 今回入荷したのは、以下の種類です。 宝瓶 酸化 と 炭化還元焼成 急須 酸化焼成 煎茶椀 酸化と 炭化還元 と 還元焼成 冷まし 酸化と 炭化還元 ふくよかで豊かな香りなら酸化焼成 香りの広がり、豊かでふくよかな味わいを高めたい場合、秋津無名異の酸化焼成がお勧めです。 特に、台湾の烏龍茶、ダージリンで絶大な性能を発揮します。...
View Articleお茶をいれ終わったら蓋を外しておりますか?
お茶を急須でいれた際、その都度蓋を外し、茶葉を冷やしておりますか? お茶はいれる人によって、味が変わると言いますが、実際に飲み比べてみるといれる人により確かに味が異なります。 お茶は熱に弱いが、香りを出すには熱が必要と言う矛盾...
View Article軽く揉んだだけの日本茶は花のような香り
日本茶を従来のように強く揉むのではなく、極めて軽く揉むことで、何煎にも渡って楽しめるお茶の開発を行っております。同時に、加工中にお茶に加えられる熱エネルギーを極力減らすことで、お茶の素材が持つ花のような香りを最大限に引き出したいと思っております。 http://hojotea.com/jp/posts-1015/ 様々な揉み方のサンプルを実際の設備を通じて作成...
View Articleお茶を美味しく飲むための水
メールマガジン第71号 : 2016年02月11日発行 お茶をいれる際、最も重要なのは「水」です。 美味しい水でいれたお茶は、美味しくなるし、逆に、まずい水でいれたお茶は不味くなります。 都市部の水は美味しくないというのは迷信 多くの人が、都市部の水は美味しくない、田舎の水は美味しいと想像しがちですが、客観的に水の評価をしてみると、街の開発の度合いと水の味は余り相関がありません。...
View Articleお茶の値段を最も左右する茶摘み時期
私はお茶の仕入をする際、お茶の値段は品質によって大きく変動します。実際にはどのような品質要素がお茶の仕入れ価格に直結するかご存じでしょうか? お茶の値段は生の茶葉の値段で決まる...
View Article2016年の中国茶相場予測
中国及び台湾におけるお茶の収穫が始まりました。値段が非常に安定している台湾茶に対し、中国茶に関して問題となるのは、年によってお茶の値段が平気で20-30%変動する点です。中国ではこれはごく当たり前の話なのですが、日本をはじめ中国国外にいる人からすると、ある意味想像できない話だと思います。 お茶市場は全体にやや冷え込んだ状態...
View Article雲南省にて2016年の新茶の仕入開始
先週から雲南省に滞在しお茶の仕入を行っております。茶園や生産者の工場を訪問したことで、今年のお茶の状況が見えてきました。 お茶の生育状況 今年は中国全体を通じて気温が低く、また、雨が少ない乾燥した天候が続いております。この状況は、昨年とは真逆(昨年は非常に温度が高く、雨が降り続きました。)で、その結果、雲南省に関してはお茶の生育が10日ほど遅れております。...
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