雲南省の地域毎に異なる食材の質とお茶の品質の関係
雲南省でのお茶の仕入は3-4週間に及ぶため、この期間中、私は様々な場所での食事をする機会に恵まれます。良いお茶を求めて各地を訪問するわけですが、面白い事に、それぞれの地域のお茶の品質は、それらの地域でいただく食事の質と比例しております。 雲南省の料理...
View Article雲南省の山に自生する野生のお茶で作る紅茶
野生の紅茶「野生紅」は2015年に非常に人気があり、多くのお客さんがリピート購入してくださった商品でした。この商品の仕入は原料の特殊性と産地が非常に遠隔地にあることから、仕入が一般的なプーアル茶以上に難しく、特に原料の質、加工の精度にブレが生じやすいため非常に心配しておりました。先週になり、ようやく気に入った品質のお茶を仕入れることが出来ました。 事前予約による特注で生産...
View Articleプーアル生茶と緑茶の作り方はどう違うのか?
雲南省で作られるプーアル生茶は茶葉が緑色をしており、緑茶と非常に似ていることから、緑茶と混同されることがあります。因みに、プーアル生茶と緑茶は製茶プロセスの上では全く同じです。唯一の違いは、緑茶は乾燥機で乾燥されるのに対し、プーアル生茶は天日乾燥により乾燥されます。プーアル茶は天日乾燥ゆえに天気によってお茶の品質が非常に影響されるお茶です。 プーアル生茶と緑茶の製茶工程...
View Article2016年馬鞍山古樹生茶期間限定にて毛茶/散茶を予約販売
馬鞍山古樹生茶を仕入れました。馬鞍山古樹生茶はHOJOのプーアル生茶のラインアップの中でもトップクラスの品質のお茶です。今年の馬鞍山は収穫時期の前1週間殆ど雨が降らなかったために、極めて良い品質に仕上がりました。大変満足の行く品質ゆえ、今年も毛茶(散茶)の予約販売を行いたいと思います。 有名産地、老班章のような豊かな味わいのお茶...
View Articleヒョロヒョロの白い茶樹のみから作るマニアックなプーアル茶
特定の種類の木のみから摘まれた生茶葉を選択的に買取り、生産業者に供給することで委託生産を行う計画を実験的に行いました。これは私が前から興味があり是非実現したかったプロジェクトです。私が選んだのは、自然栽培茶園の中でも特にヒョロヒョロとした白いお茶の木です。 ヒョロヒョロとした白いお茶の木...
View Article雲南省の自然栽培茶を原料に福建省の製法にて白毫銀針を生産
現在販売している福建省福鼎産の白毫銀針(シルバーニードル)ですが、近年では農薬・値段・品質を満たすお茶の入手が非常に困難になりつつ有ります。HOJOでは今後のことも見据えて、今年から雲南省の自然栽培茶を使用した白毫銀針を特注生産する試みをはじめました。 高騰し続ける福建省産の白毫銀針の値段...
View Article白樹生茶 2016 毛茶の予約販売
自然栽培茶園のなかでも窒素が特に回ってない事で生じる、「ヒョロヒョロの白い木」のみから作ったプーアル茶「白樹生茶」の予約販売を行いたいと思います。 直射日光が当たる斜面に生える白いお茶の木のみから茶葉を回収...
View Article雲南省南西部のプーアル茶有名産地、昔帰
雲南省におけるプーアル茶の産地で一番有名なのは雲南省南部に位置する老班章ではないかと思います。実は南西部の臨滄にも「昔帰」という極めて有名な産地があります。昔帰のお茶は海外では意外と知られておりませんが、老班章に近い高額の値段で売られており、両産地は有名プーアル茶のキングとクイーンとも言うべき位置づけにあります。 有名プーアル茶産地に共通するふくよかな味わい...
View Article湯を沸かす方法によって変わるお茶の味
鉄瓶、ヤカンでお湯を沸かす際ですが、熱する道具の種類によって水(お茶)の味が変化することをご存じでしょうか?実は沸かす方法によって、味は大きく変化しますが、普通に生活している限り、それぞれの方法で沸かした湯の味を比較する機会がないため、意外に知られていない事実です。 味が激しく変化するIH...
View Articleマグネシウムとお茶の渋味の深い関係
土には様々なミネラルが含まれており、各種ミネラルがそれぞれに味に対して特有の影響を与えます。茶器を作る上で、或いは、各産地の土壌によるお茶の味への影響を理解する上で、個々のミネラルがどう味に影響をするか理解する事は重要なことです。今回は、高純度のマグネシウムを入手しましたので、味がどう変わるか評価を行いました。 土壌中や食品・水に含まれるマグネシウム...
View Article野生のお茶から作られた紅茶、野生紅が入荷
野生のお茶の葉から作られた紅茶、野生紅が入荷しました。このお茶は野生のカメリアタリエンシスの葉から作られたお茶です。 今年の野生紅は老木から原料を回収 以前のブログでも書きましたが、今年は樹齢の古いお茶の木から原料の生茶葉を入手することが出来ました。結果、原料の質が上がり、昨年の野生紅とは少し異なる個性のお茶に仕上がっております。 老木により深くなる余韻...
View Article茶葉の水分量によって劇的に変わる味香り
お茶の水分と味・香りの関係は意外と知られておりません。 味の観点からすると、水分が低い方が良いのでしょうか?或いは、水分が高い方が良いのでしょうか? お茶の種類によって一律ではない水分量 日本茶は一般的に3〜5%の間で水分が管理されております。この水分は中国や台湾、インドなどの世界の他のお茶と比べると、やや低めです。...
View Article半野生のお茶から作られた劉家古樹生茶2016
臨滄西部におけるプーアル茶の生産業者の1人、劉氏が所有する半野生化した自然栽培茶園産のお茶、劉家古樹生茶の仕入を今年も行いました。本日、劉家古樹生茶を発売しました。 野生にしか見えない劉氏の茶園...
View Article大雪山野生茶 2016年餅茶を限定量のみ発売
大雪山野生茶から作られたプーアル生茶2016年産の餅茶を発売しました。今年は4月に行った毛茶(散茶)の予約販売が予想以上に多く、その結果、餅茶に加工できたのは僅か数キロのみでした。 非常に透明感のある香り...
View Article清水謙作の佐渡無名異焼が各種入荷
新潟県佐渡島の清水謙氏の茶器が入荷しました。今回入荷したのは、野坂酸化焼成・還元焼成と無名異酸化焼成・還元焼成の4種類です。 http://www.hojotea.com/categ/teaware.htm 1年半ぶりの入荷...
View Article動画付きプーアル餅茶のほぐし方
プーアル茶は一般的に緊圧され、餅茶という塊になって販売されているのが一般的です。実際どのように崩して飲んだら良いか説明したいと思います。 緊圧されている理由 プーアル茶が圧縮されている理由ですが、1つは体積を小さくすることで持ち運びを容易にするという目的があります。事実、散茶の状態だと、非常にかさばるため、熟成のために保存しようと思った場合、非常に場所をとります。...
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